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ぼくらの車が近づくと馬車から手をふり挨拶!アーミッシュと呼ばれる人たち。電気・ガスをつかわず、いまも馬車に乗り続ける

Two Cultures Waiting for a Green Light
Two Cultures Waiting for a Green Light | Flickr - Photo Sharing!

 

 

それは、不思議な光景だった!

 

ぼくらは乳製品工場に向かうため、シカゴから車を走らせていました。運転はアメリカの食品輸出業者で働くスタチェックさん。僕は上司と一緒に同乗していたのです。

 

だだっ広い野原を突っ切るように伸びる道路。カントリーミュージックが似合いそうな道を2時間ぐらい走ったあたりでしょうか。このあたりまでくると、周りを走る車も一切みあたりません。

 

「あ、ひさしぶりの対向車だなぁ」っと思ってみていると、なにかが違うことに気づきました。

 

そう、童話でみるような馬車がゆっくりと向かってくるではないですか。

 

「わわわ、なんだあれ!!」

 

そう思うまもなく、ドライバーのスタチェックは慣れたようすで右手をあげ、馬車にのった女性も右手をあげて挨拶をしていたのです。

 

通り過ぎたとたん、スタチェックは減速していた車のアクセルを強くふみ、また120kmあたりまで加速。

 

なにごともなかったように猛スピードで運転し始めました。

 

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ホンの一瞬のできごと。

 

あっけにとられるボクはスタチェックに聞いてみました。

 

ボク:「いまの誰?知り合い?」

 

スタチェック:「いやいや、知らないよ。あの人たちはアーミッシュって言うんだ」

 

ボク:「アーミッシュ?」

 

スタチェック:「そう、彼らはアメリカでも特別な存在で、電気をいっさい使わない。昔ながらの伝統的なくらしを守って生活してるのさ。アメリカ政府も彼らの暮らしが守られるように、特別な権利を与えているのさ」

 

興味をもったボクは、日本へ帰国してからアーミッシュについて調べてみました。

 

商用電源は使用せず、わずかに、風車水車によって蓄電池に充電した電気を利用する程度である。移動手段は馬車によっているものの[5]ウィンカーをつけることが法規上義務付けられているため、充電した蓄電池を利用している

 

アーミッシュは現代文明を完全に否定しているわけではなく、自らのアイデンティティを喪失しないかどうか慎重に検討したうえで必要なものだけを導入している

アーミッシュ - Wikipedia

 

「 自分たちの昔ながらの文化を残していこう」という気持ちが伝わりますね。

 

なかでも、ボクが一番興味をもったのが次のこれ。

 

アーミッシュには「オルドゥヌンク[14]」という戒律があり、原則として快楽を感じることは禁止される。

以下のような規則を破った場合、懺悔や奉仕活動の対象となる[16]。改善が見られない場合はアーミッシュを追放され、家族から絶縁される。

 

ふむふむ。コミュニティのルールがあるということですな。

 

 

  • 屋根付きの馬車 は大人にならないと使えない。
  • 交通手段は馬車(バギー)を用いる。これはアーミッシュの唯一の交通手段である
  • アーミッシュの家庭においては、家族のいずれかがアーミッシュから離脱した場合、たとえ親兄弟の仲でも絶縁され互いの交流が疎遠になる。
  • 怒ってはいけない。
  • 喧嘩をしてはいけない。
  • 読書をしてはいけない(聖書と、聖書を学ぶための参考書のみ許可される)。
  • 賛美歌以外の音楽は聴いてはいけない。
  • 避雷針を立ててはいけない(雷は神の怒りであり、それを避けることは神への反抗と見なされる)。
  • 義務教育以上の高等教育を受けてはいけない(大学への進学など)。
  • 化粧をしてはいけない
  • 派手な服を着てはいけない。
  • 保険に加入してはいけない。
  • 離婚してはいけない。
  • 男性は口ひげを生やしてはいけない(口ひげは男性の魅力の象徴とされる歴史があったから)。ただし、顎ひげや頬ひげは許される。

 

「怒ってはいけない」、「喧嘩をしてはいけない」など、ふつうにしない方がいいんじゃないかぁというのもありますが、ボクらの生活からすると結構キビシイのも多いですよねぇ。

 

自由に音楽をきけなかったり、読書ができないのは、「ボクには無理だなぁっ」と感じてしまいます。

 

それと、アーミッシュのコミュニティから離れる場合は、家族とも絶縁しなきゃいけないんですねぇ。キビシイなぁ...

 

まとめ

こうやってみると、世界にはボクの知らないことがいっぱいありますな。というより、知らないことの方が圧倒的に多いといってもいいのでしょう。

 

世界は広い!

 

ボクたちは、生きてるうちに世の中の全部を知ることは不可能ですし、一生涯かけて学び、吸収していくのだと思います。まさに生涯勉強という感じですねぇ。

 

(注)これは前職ラクト・ジャパンに勤めていたときの話です。

 

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